ジムニーJA11のフルコンLINK化作業です。
こちらの車両は先日筑波サーキットで行われたアタック筑波走行車両で、タイムは1分12秒204との事です。
ジムニークラスでトップは1分12秒056なので約0.15秒差で惜しくも2番手タイムですが、なんとこちらの車両のエンジンはF6A SOHCのままです。
高回転高出力化なら真っ先にDOHC載せ替えがイメージされますから、その拘りには恐れ入ります。
エンジンや補機類はダークホースさんの手で仕上がっているので、独立イグニッションコイル化と共にフルコンLINK化のみ行いました。
ダイナパックセッティングの結果では、最高出力では約15%アップです。しかもこのエンジンはシングルカムにもかかわらず9000まで回す事ができます
楽しい( ̄▽ ̄)
今まででも回す事は出来ましたが、高回転ではそのパワーは衰えてくるフィーリングでした。
今はその超高回転域で30馬力以上パワーアップしているので、サーキットでコーナーやギヤ比の関係上引っ張りきるような場面でもかなり有利になると思います。
このまま更にハード面の熟成が進んだ場合、駆動ロスも加味すると将来的にシングルカムのままで200馬力オーバーも見えてくるのではないでしょうか?
化け物かなんかですかね( ̄▽ ̄;)
更にフルコン化によってLINKで点火時期とブーストのセッティングが自由に出来る様になった為トルクの立ち上がりも早くなりました。
こちらもドライバビリティの向上に効果大ですし、コーナー立ち上がりでのコントロール性も向上したと思います。
サーキット走行の為の装備としては今回フラットシフト機能を追加しました。
これはシフトアップ時にアクセルペダルを全開に踏みつけたまま、クラッチを踏んでシフトアップが出来ます。
普通ならアクセル全開でクラッチ踏んだら瞬間でオーバーレブですが、この機能ではクラッチ踏んだ瞬間に失火制御が働いてオーバーレブを防ぎ、しかもアンチラグも機能しますのでシフトアップしてクラッチ離した瞬間からブーストが掛かってフル加速出来ます。
チューニングカーのサーキットオンボード映像とかでシフトアップ時にパカパカいわせながらシフトアップしていくアレです。
この車両は大きなタービンでパワーを稼いでいますのでターボラグは大きかったのですが、フラットシフトでロスが無くなればストレート加速でかなり有利になるはずです。
もしシフトアップ1回で0.1秒違いが出たとして、一周でシフトアップが5回有ったとしたらとか、ストレートエンドでの最高速に違いが出たりしたらとか、非常に気になりますね。
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