JB23ジムニーのK6Aエンジンのオーバーホールとそれに伴ったチューニング作業です。
まずは腰下側ですが、今回ブロックとクランクシャフトは耐久性を最優先して新品を使用します。
なのでブロックとクランクシャフトの公差を確認測定してメタルを選定してから組み立てていきます。
ピストンとコンロッドも新品を使用しますが、ピストンは鍛造ピストンを使用するのでシリンダーも鍛造ピストンに合わせたクリアランスでホーニングを行っています。
シリンダーヘッド側は若干のビックバルブ化を行って、シートカットとすり合わせを行います。
バルブスプリングも強化品を使用です。
ポートも機械加工を施しました
シリンダーブロックとシリンダーヘッドを組み合わせました。
ヘッドガスケットは仕様に厚みを合わせた強化メタルガスケットを使用です。
カムシャフトはフォレストエンジニアリング製のハイリフトカムシャフトで、バルブタイミングは弊社で何通りも試した中での実績のあるバルブタイミングに合わせました。
エンジン本体の一通りのチューニングといえる部分の作業を終えたら周りを組み立てていきますが、ケースを含めたオイルポンプ一式は新品を使用します。
インナーキットのオーバーホールだけでは油圧が安定しない事がある為です。
ヘッドカバーを取り付けてオイルパンを取り付けたら、周りの補機類を取り付けていきます。
エキゾーストマニホールドはモンスタースポーツ製、タービンもノーマルよりもかなり大きなサイズになっています。
インテーク側もハイブーストに対応させるためプレッシャーセンサーはLINKのセンサーを取り付け、燃圧を安定させるために燃料システムをノーマルのリターンレス式からリターン式に改造するためのデリバリーパイプに交換です。
この後は車体に載せてから、エンジン始動からのフルコンLINKのセッティングへと続きます。
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