こちらのグラフはJB23ジムニーがダイナパックで負荷を掛けて加速中のブースト圧をグラフにした物です。
ジムニーの様に小排気量でタービンサイズも小さめの車両の場合はブーストを安定させるのは結構難しいです。
このグラフはかなり高精度のブースト圧センサーを使っているにも関わらずほぼ一定の値を保っているのがお分かりいただけるかと思います。
この車両はLINKフルコン制御なのですが、ブースト制御もLINKでソレノイドバルブを操作して制御しています。
ブースト制御と言うと社外のブーストコントローラーが先ずイメージされるかもしれませんが、実はLINKでもブースト制御出来るのです。
そしてLINKでブースト制御を行うとそれなりの細かい設定やセッティングは必要にはなりますが、それらが上手く決まると並のブーストコントローラーとは比較にならない安定性とリニアな立ち上がりが実現します。
スロットル開度や他の様々なパラメーターも制御に取り入れる事が出来るのでセッティングの幅はかなり広いと言えると思います。
通常のブーストコントローラーでここまでやるにはかなりのハイエンドモデルが必要になりますが、LINK等のフルコン車ならばそれらの機材に掛かる値段を抑える事が出来ますし、エンジン制御とブーストコントロールを併せて設定出来るのはメリットになるのではないかと思います。
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